ニュース 政治 作成日:2018年8月27日_記事番号:T00078929
11月にパプアニューギニアで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議を前に、台湾は林全・前行政院長を候補に出席者の調整を進めているもようだ。27日付中国時報が伝えた。
APEC首脳会議をめぐっては、過去2年間、台湾を代表して出席してきた宋楚瑜・親民党主席が今回は難色を示していると伝えられたが、実際には宋主席による成果に蔡英文政権の幹部が不満を抱き、代表の交代を模索しているという。
中国が台湾への政治圧力を強める中、台湾の民進党政権は中国側が求める「1992年の共通認識(92共識)」を受け入れていない上、林前行政院長が経済閣僚ではないため、中国が林氏の出席を認めない可能性がある。
さらに中国はAPEC首脳会議に先立ち、パプアニューギニアで「太平洋諸島サミット」の開催を計画している。中国は台湾と外交関係がある太平洋諸国を招き、切り崩し工作に出る可能性がある。こうした状況からみて、台湾政府はAPEC首脳会議に出席できない最悪の事態も想定している。
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