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鴻海が米大学と産学提携、科学技術研究に1億ドル提供


ニュース 電子 作成日:2018年8月28日_記事番号:T00078938

鴻海が米大学と産学提携、科学技術研究に1億ドル提供

 鴻海科技集団(フォックスコン)は27日、ウィスコンシン大学マディソン分校に対し、科学技術分野の研究に1億米ドルを提供すると発表した。同校は研究所「The Foxconn Institute for Research in Science and Technology」を新設し、鴻海が同州内に建設する液晶パネル工場と密接に連携する。研究所は科学技術イノベーションのハブとの位置付けで、医学、材料科学、コンピューター、データ駆動科学の研究開発(R&D)環境を提供する。28日付蘋果日報などが報じた。

 研究所はラシーン郡の鴻海工場エリア内に本部を置き、マディソン分校内にも拠点を設ける。米国は就業市場が好調で、鴻海ウィスコンシン工場は人材募集に厳しさも予想されるが、同州最大の大学との提携は人材確保にプラス効果を生むとみられる。

 なお、鴻海は今月中旬、中国広東省の珠海市政府と半導体分野の戦略協定に調印しているが、先端半導体の人材が豊富な米国でも半導体投資に手を伸ばすとの観測が出ている。郭台銘(テリー・ゴウ)董事長の特別助理、胡国輝(ルイス・ウー)氏は最近、現地メディアに対し、新世代ディスプレイか先端半導体技術分野の学者や研究機関と協力したいとの意向を示していた。