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ウーバー、新交通ソリューション推進


ニュース 運輸 作成日:2018年8月29日_記事番号:T00078973

ウーバー、新交通ソリューション推進

 配車アプリ「Uber(ウーバー)」を展開する米ウーバー・テクノロジーズのバーニー・ハーフォード最高執行責任者(COO)は28日台北市内で開かれたフォーラムで、今後台湾で、▽人工知能(AI)、ビッグデータなど新技術の活用を通じた革新的交通ソリューションの確立▽AI、エンジニアリング、自動運転技術分野の人材育成▽ハイテクハードメーカーとの提携深化を通じたスマート都市の形成──を三大重点項目とする方針を表明した。29日付工商時報が報じた。

/date/2018/08/29/13uber_2.jpgウーバーのハーフォードCOO。サービスをめぐる交通部との紛争が一段落して「合法的な営業の重要性を認識した」と語り、台湾の政府機関、ハイテクメーカーとの協力を深化させる考えを示した(28日=中央社)

 革新的交通ソリューションでは、「ウーバー・ムーブメント台北交通データバンク」を立ち上げる。プラットフォームで台北の交通データを識別した上で、時間、日、月ごとの交通状況をウェブサイトで可視化する。台北以外の都市にも段階的にデータ網を拡大する計画だ。

 人材育成に関しては、台湾にAIラボラトリーを設置する考えを示した。最先端のAI研究人材はサンフランシスコにあるウーバーAIラボラトリーに招致し、1年間高度な研究に取り組んでもらう方針だ。

 この他、同社が計画するヘリコプターによる「空飛ぶタクシー」サービス、「ウーバー・エレベート」では、台湾水泥(台湾セメント)系列の能元科技(E-One Moli Energy)から動力源となるリチウム電池を調達すると説明した。ウーバー・エレベートは2020年にアジアの一部の地域で営業開始を見込む。