ニュース 社会 作成日:2018年8月29日_記事番号:T00078981
高雄市で27日夜から続いている集中豪雨の影響を受け、市内のあるマンションでは、地下駐車場が深刻な浸水被害に見舞われ、愛車が水の中に沈んでしまった住民から悲鳴が上がっている。
まるで池のようになった地下駐車場。水深は少なくとも5メートルに達しているという(28日=中央社)
高雄市鳳山区に位置する築30年のマンションでは27日、雨が激しさが増すにつれて地下駐車場に滝のような水が流れ込み始め、水かさがどんどん高くなっていった。
これを見た住民はあわてて愛車に乗り込み、水に漬かる心配のない地上の場所へと移動させた。しかし水の勢いは強く、2台の乗用車と6~7台のバイクが完全に水に隠れてしまい、200坪はある駐車場はまるでプールのような姿に変わった。
愛車が水に漬かってしまった住民は、1台目の車を避難させた後、2台目を移動させようとした時には既に、水が車内まで入り込んでおり、手遅れだったそうだ。
このマンションでは電力設備が地下に設置されていたため、今回の浸水を受けて建物全体が停電に陥っている。地下の水を全てくみ出すには4日以上かかる見通しで、しばらくは電気が使えない生活を強いられるという。
なお、このマンションは建設されてからの過去30年間、浸水被害を受けたことはないそうで、住民からは「近くの調整池の水門が閉じられたことが原因で、水のはけ口がなくなり、地下に流れ込んだのではないか」と疑念の声も上がっている。
このほかインターネット上では、高雄市の大型ショッピングセンター(SC)、統一夢時代購物中心(ドリームモール)の地下に大量の水が流れ込んでいるとの情報が拡散したが、同モールは28日、フェイスブック(FB)を通じ、まったく浸水被害が出ていない地下駐車場の動画や画像を添付した上で「船は停泊できません」とユーモアを込めてデマを否定した。
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