ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

7月の製造業景気信号、2カ月連続の「後退傾向」【図】


ニュース その他製造 作成日:2018年8月30日_記事番号:T00078998

7月の製造業景気信号、2カ月連続の「後退傾向」【図】

 台湾経済研究院(台経院、TIER)が29日発表した7月の製造業景気指数(速報値)は11.84ポイントと前月比0.87ポイントの上昇したものの、製造業景気信号は前月に引き続き「黄青(後退傾向)」だった。30日付工商時報が報じた。

/date/2018/08/30/index_2.jpg

 製造業景気指数を構成する5項目は、▽需要、前月比0.5ポイント上昇▽原材料投入、0.2ポイント上昇▽経営環境、0.11ポイント上昇▽販売価格、0.1ポイント上昇──と4項目で上昇、コストは0.05ポイント下落した。

 また業種別の景気信号構成比は「青(後退)」の比率が前月の43.56%から7月は21.33%まで低下。「黄青」は42.89%から51.72%に小幅拡大、「緑(安定)」は13.56%から23.19%に拡大、「黄赤(過熱傾向)」は0%から3.76%に拡大した。「赤(過熱)」は0%のままだった。

 台経院は7月の数値について、国際原料価格の上昇を受けて、メーカーの売上高、貿易、輸出受注、製造業生産指数のいずれもプラス成長となったと指摘。米中貿易摩擦による台湾経済への打撃は現時点でうかがえないとの見方を示した。ただ、今後、米中貿易摩擦がさらに激化すれば輸出の成長力鈍化につながる恐れがあるため、引き続き観察が必要と強調した。