ニュース 商業・サービス 作成日:2018年8月30日_記事番号:T00079001
黒糖入りタピオカミルクティー(パールミルクティー)の人気店として知られる老虎堂(タイガーシュガー)で7月、「手作業で炒めた無添加の黒糖を使用している」とうたっていたにもかかわらず、キャラメル色素を添加したパック入りの黒糖を使用していたことが発覚したが、台北市で同チェーンが展開する店舗数が処分の対象となる基準に達しておらず、責任を追及することができなかった。これを受けて台北市政府衛生局は29日、市内で3店舗以上を開設する飲料・冷菓スタンドに、9月1日より食材の登録を義務付けると発表した。30日付自由時報が報じた。
柯文哲市長(左3)は、食材登録プラットフォームの「朝食チェーン店エリア」の開設式に出席し、「市民が食材情報を簡単に把握できるようにして、食品衛生の水準を高めたい」とあいさつした(29日=中央社)
台北市の「食品安全自治条例」では現在、市内で5店舗以上を展開する飲料・冷菓スタンドに対し、同市がインターネット上に開設したプラットフォームに使用食材を登録するよう義務付け、違反者には3万~10万台湾元(約11万~36万円)の罰金を科すことができると規定している。
しかし老虎堂は市内で4店舗しか展開しておらず、同規定の対象外だったため、市衛生局は急きょ条例を改正し、対象を「3店舗以上」へと厳格化した。今後市は、同チェーンに対し食材プラットフォームに「黒糖シロップ」のパックを写真付きで登録するよう求める方針だ。
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