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両岸三地を通貨で表記、ユナイテッド航空が奇策


ニュース 運輸 作成日:2018年8月30日_記事番号:T00079003

両岸三地を通貨で表記、ユナイテッド航空が奇策

 中国が世界の航空会社に台湾を「中国台湾」と表記するよう迫っている問題で、米大手ユナイテッド航空が同社ウェブサイトの地域選択のページで、台湾、中国、香港の両岸三地の表記を、それぞれ「台湾元」「人民元」「香港ドル」に変更したことが分かった。30日付中国時報が報じた。

/date/2018/08/30/13united_2.jpg台湾は「台湾元」に。中国側の反応が注目される(ユナイテッド航空ホームページより)

 アメリカン航空、デルタ航空、ユナイテッド航空、ハワイアン航空の米大手4社は、中国の要求を受けて「台湾」を「台北」に変更して対応したが、中国側は「不完全であり、2週間後に改めてチェックする」と表明していた。これに対しユナイテッド航空は今回、両岸三地のみを通貨名で表示する奇策に打って出た。日本など他国は国名のままだ。

 外交部の李憲章報道官はユナイテッド航空に感謝を表明しつつ、「台湾の主体性を明示し、中国と異なることが分かるのであれば、いかなる方式でも歓迎する」と発言した。