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三大科学園区、AI関連など日米で企業誘致


ニュース その他分野 作成日:2018年8月31日_記事番号:T00079030

三大科学園区、AI関連など日米で企業誘致

 科技部は30日、新竹科学工業園区(竹科)、中部科学工業園区(中科)、南部科学工業園区(南科)の三大科学園区管理局を率いて、9月に米国シリコンバレーなどを訪問し、企業誘致説明会を開催すると発表した。半導体、人工知能(AI)、バイオ医薬、スマート製造などが主なターゲットで、来年1月には日本でも開催する。31日付経済日報が報じた。

/date/2018/08/31/16science_2.jpg科技部の陳良基部長(左3)は、科学園区は台湾ハイテク産業のけん引役で、生産額は2兆元を突破していると述べた(科技部リリースより)

 また科技部は、三大科学園区に進出する企業の上半期売上高は合計1兆2,498億台湾元(約4兆5,200億円)で前年同期比8.5%増、同期として過去最高だったと発表した。

 それぞれの上半期売上高は、▽竹科、5,135億1,300万元(前年同期比6.77%増)▽中科、3,501億3,800万元(41.81%増)▽南科、3,861億5,900万元(8.98%減)──だった。中科の大幅成長について科技部は、AI、モノのインターネット(IoT)、高性能計算(ハイパフォーマンスコンピューティング、HPC)需要が高まり、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の10ナノメートル製造プロセスの出荷が大幅に拡大したと説明した。

 業種別では、▽半導体、8,606億8,700万元(前年同期比15.72%増)▽精密機械、599億3,300万元(15.67%増)▽バイオテクノロジー、120億6,100万元(9.37%増)──が成長した一方、▽液晶パネルなど光電、2,721億1,400万元(8.82%減)▽コンピューターおよび周辺機器、197億7,400万元(6.95%減)▽通信、196億1,300万元(4.1%減)──は減少した。