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ウーバー「空飛ぶタクシー」、台湾もテスト地に名乗り


ニュース 運輸 作成日:2018年9月3日_記事番号:T00079048

ウーバー「空飛ぶタクシー」、台湾もテスト地に名乗り

 行政院の唐鳳(オードリー・タン)政務委員は30日、配車アプリ「Uber(ウーバー)」を展開する米ウーバー・テクノロジーズが東京で開催した、空飛ぶタクシー「ウーバー・エレベート」構想に関する国際会議に招かれ、講演を行った。その後の取材で台湾で空飛ぶタクシーの実証試験が行われる可能性について聞かれた唐氏は、台南駅周辺で開発中の「沙崙智慧緑能科学城(沙崙スマート・グリーンエネルギー・サイエンスシティー)」は新技術のテストエリアに適していること、台湾における人工知能(AI)関連の研究開発(R&D)能力の高さなどをウーバー側に伝えたと明らかにした。中央社が31日伝えた。

/date/2018/09/03/13uber_2.jpg唐政務委員が台湾政府によるイノベーションの取り組みをアピールしたとことは、外交面でもプラス効果があったとみられる(30日=中央社)

 ウーバーはこれまでにウーバー・エレベートの新たな実証試験地として、日本を含めた5都市を候補として検討していると明らかにしている。

 AI、自動運転車、空飛ぶタクシーなどに関する技術への日本の取り組みについて唐氏は、「2020年東京五輪で第5世代移動通信システム(5G)、AI、自動運転車を運用し、新たな技術におけるリードを示し、国力のアピールを目指していることは間違いない」と指摘。一方で、日本の若者がこうしたプロジェクトに関与しているとの実感を持っているかについては疑問を呈し、台湾はその落差を埋めることに貢献できると語った。