ニュース 社会 作成日:2018年9月3日_記事番号:T00079055
2014年に前妻と娘を殺害した事件で、16年に死刑が確定していた李宏基死刑囚(41)に対する死刑が8月31日に高雄第二監獄で執行された。台湾での死刑執行は16年4月に都市交通システム(MRT)無差別殺傷事件の鄭捷死刑囚に対する死刑が執行されて以来2年3カ月ぶりで、蔡英文政権発足以降では初めてとなる。1日付蘋果日報が伝えた。
刑が執行された李死刑囚(中央社)
就任から46日目での死刑執行を命じた蔡清祥法務部長は「最も慎重な態度、最も厳格な基準で死刑の執行を審査した」と説明した。
李死刑囚は14年に前妻を街頭で刺殺した後、乗用車内で石炭を燃やし、6歳になる娘と無理心中を図り、娘が窒息死。本人は一命をとりとめたが、16年に殺人罪で死刑が確定していた。
法務部の陳明堂報道官は「台湾は死刑を減らす方向に向かっているが、死刑廃止前に執行を取りやめる理由はない」とした上で、「1人や2人殺しても死刑にはならないというのは誤った観念だ」と強調した。
陳報道官はまた、このタイミングでの死刑執行と統一地方選の関係については、「絶対に選挙とは関係ない」と強調した。
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