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PC向け汎用DRAM、Q4契約価格下落へ


ニュース 電子 作成日:2018年9月4日_記事番号:T00079062

PC向け汎用DRAM、Q4契約価格下落へ

 市場調査会社、集邦科技(トレンドフォース)傘下のDRAMエクスチェンジの最新調査によると、パソコン向け汎用(はんよう)DRAMは、先行指標となるスポット価格が最近下落し始めており、第4四半期の契約価格が下落に転じそうだ。4日付工商時報が報じた。

 8~9月のPC向け汎用DRAMの契約価格は、主流製品の4ギガバイト(GB)DDR4モジュールが平均34.5米ドル、8GBDDR4モジュールが平均68米ドルと、ほぼ横ばいだった。第3四半期の上昇幅は2%以下にとどまる見通しだ。

 証券会社によると、DRAM価格は過去3年上昇が続いたが、今年下半期に入り天井感が強まっている。DRAM大手の歩留まり率が改善し続けていること、および韓国メーカーの新生産ラインが年内に稼働する見通しから、今後、価格が下落に転じるとの見方が強まっている。これにより、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)、華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)など台湾DRAMメーカーの第4四半期業績への影響が懸念される。