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8月新車販売28%減、鬼月と中南部豪雨で【表】


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2018年9月4日_記事番号:T00079067

8月新車販売28%減、鬼月と中南部豪雨で【表】

 8月の新車登録台数は前月比39.5%減、前年同月比28.8%減の2万6,035台と、年初来で最低だった。自動車や住宅など大きな買い物は縁起が悪いとされる旧暦7月「鬼月」(今年は8月11日~9月9日)の開始時期が昨年の22日より早まったことが主因だ。また、8月中旬より中南部で豪雨が続いたことで、台湾生産車の販売が打撃を受けた。4日付工商時報が報じた。

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 8月の新車登録台数のうち、台湾生産車の割合は50.5%で、前月比5.1ポイント下落した。商用車を除くと台湾生産車の割合は49%と、過去20~30年で初めて半分以下になった。業界関係者は、豪雨被害を受けた中南部が台湾生産車の主要市場のためと指摘した。

マツダ、3位浮上

 8月新車登録台数首位の和泰汽車は6,356台(市場シェア24.4%)で、前月比53.7%減、前年同月比46.5%減だった。2位の中華汽車工業(チャイナ・モーター、CMC)は3,262台(シェア12.5%)で、前月比34.9%減、前年同月比19.6%減だった。

 輸入車専門の台湾馬自達汽車(マツダモーター台湾、MMT)は前月比30.1%減、前年同月比19.1%増の1,866台(シェア7.2%)で、3位(前月4位)に浮上した。上位6社で唯一、前年同月比で増加した。8月に大量の新車が港に到着したためだ。

 4~6位は▽台湾賓士(メルセデス・ベンツ台湾)、1,754台(シェア6.7%、前月比30.3%減、前年同月比20.4%減)▽裕隆日産汽車、1,633台(シェア6.3%、前月比37.2%減、前年同月比46.3%減)▽ホンダ台湾、1,596台(シェア6.1%、前月比59.8%減、前年同月比38.3%減)──だった。