ニュース 商業・サービス 作成日:2018年9月4日_記事番号:T00079075
台北市の大型ショッピングセンター(SC)、美麗華百楽園(ミラマー・エンターテインメント・パーク)などを経営する美麗華集団で遺産相続をめぐる内紛が起き、株式相続の正当性が争われた長男と次男の裁判で長男が敗訴した。4日付中国時報が伝えた。
美麗華集団では2008年に創業者の黄杏中氏が脳卒中で倒れ、15年に死去した後、次男の黄世杰氏が経営を引き継いだが、長男の黄世昌氏らとの間で裁判が絶えなかった。
今回問題となったのは、黄杏中氏が保有していた美麗華集団の株式約664万8,000株が次男の黄世杰氏らに譲渡された過程だ。原告の黄世昌氏は「父親は脳卒中で精神が耗弱していた」とし、父親による株主譲渡への同意は無効だとして、株式の返還を求めた。これに対し、黄世杰氏は「父親の意識ははっきりしていた」とし、株式譲渡は正当なものだったと主張した。
台北地方法院は「意識を失っているか、判断能力を欠く状態で関連書類が偽造され、黄杏中氏の本意に反する決定がなされたとはいえない」として、黄世昌氏の主張を退けた。
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