ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

パワーチップ、20年に再上場へ


ニュース 電子 作成日:2018年9月5日_記事番号:T00079088

パワーチップ、20年に再上場へ

 ファウンドリー大手、力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)は4日、100%子会社の鉅晶電子(マックスチップ・エレクトロニクス)の社名を「力晶積成電子製造(力積電)」に変更し、来年にパワーチップの12インチウエハー工場3基と関連事業、資産を力積電に譲渡した上で、2020年に上場させると表明した。5日付経済日報が報じた。

 パワーチップはかつてDRAMの台湾最大手だったが、世界金融危機後の市況悪化で経営難に陥り、12年末に上場廃止に追い込まれた。その後、ファウンドリーへの事業転換が成功し、ここ5年は連続して黒字を達成している。

 同社創業者の黄崇仁(フランク・ホアン)執行長は再上場計画について、長期的に台湾投資を行い、従業員と株主の利益最大化を目指して組織改革を行い、再出発の第一歩とすると語った。

 「力積電」はパワーチップから資産の譲渡を受けた後、12インチ工場3基、8インチ工場2基、従業員数6,000人以上の規模を備えたファウンドリーとなる。同社を通じて新竹科学工業園区(竹科)銅鑼科学園区(苗栗県銅鑼郷)への新12インチ工場の設置計画を始動する。