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自己由来細胞治療技術、全ステージのがん患者に解禁


ニュース 医薬 作成日:2018年9月5日_記事番号:T00079099

自己由来細胞治療技術、全ステージのがん患者に解禁

 衛生福利部(衛福部)は4日、がん患者に対する自己由来細胞治療技術6項目を5日から解禁すると発表した。がん患者の場合、当初は対象がステージ4の末期がん患者に限られるとみられていたが、ステージ1~3のがん患者や白血病についても同技術による治療が認められた。このほか、皮膚欠損、脳卒中、下肢虚血、脊椎損傷などが対象となる。5日付経済日報が伝えた。

 自己由来細胞治療技術とは、血液や組織を抽出し、必要な細胞を分離後、実験室で培養し、人体に戻す手法を指す。標準的な療法で効果がない患者にとっては、治療法の選択肢が増えることになる。末期がん患者だけで数百億台湾元(1台湾元=約3.6円)の市場規模が見込まれる。

 治療はバイオ医薬品業者が細胞培養、病院が治療を分担する形で進められる。これまでに▽基亜生物科技(メディゲン・バイオテクノロジー)▽訊聯生物科技(バイオネット)▽台湾尖端先進生技医薬(台湾アドバンス・バイオファーマシューティカル、TABP)▽鑫品生医科技(ベクトライト・バイオメディカル)▽宣捷生物科技(メリディジェン・バイオテック)──などが参入準備を整えている。