ニュース 政治 作成日:2018年9月5日_記事番号:T00079106
欧州議会で3日開かれた「台湾と中国」をテーマとする座談会で、蔡英文総統による映像メッセージが流された。蔡総統は、中国が台湾の民主主義に圧力を強めていることを批判し、台湾の立場への支持を呼び掛けた。5日付蘋果日報が伝えた。
スクリーンに映し出された蔡総統。メッセージ放映後、会場からは熱烈な拍手が起きた(3日=中央社)
蔡総統は長さ4分25秒のメッセージの中で、「中国は自身の利益と需要に沿った世界秩序を構築しようとしている。懸念されるのは、多くの国が選択を迫られていることだ」と指摘した。
蔡総統は「2016年から中国は台湾の民主主義、経済、国際空間に対する圧力を強め、台湾の社会不安を招き、市民の民主主義に対する信頼を低下させ、台湾人の民主主義の意思を覆そうとしている」と批判。「台湾の2,300万人の将来を決めるのは自由と民主主義であって、恐懼(きょうく)ではない」と強調した。
その上で、蔡総統は「小さな民主主義国が世界で最も強大な非民主主義国に対抗するには、国際的な支持が必要で、同じ理念を持つ欧州のパートナーと共同で努力していく必要がある」と主張した。
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