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台湾ドラマ『双城故事』世界配信、AITも推薦


ニュース 社会 作成日:2018年9月5日_記事番号:T00079112

台湾ドラマ『双城故事』世界配信、AITも推薦

 台北とサンフランシスコを舞台に「アラフォー」女性2人の物語が展開する台湾ドラマ『双城故事:彼女たちの二都物語』の放映が今月1日、オンライン動画配信サービス最大手、ネットフリックスを通じて世界約190カ国・地域でスタートし、カナダやブラジル、日本、フランスなどでメディアに大きく取り上げられた。米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)も先ごろ、フェイスブック(FB)で同作品を推薦した。

/date/2018/09/05/19kakomi_2.jpg葉監督は「ドラマを見た外国の視聴者が大稲埕などを観光し、台湾のことをもっと理解してくれば最高だ」と期待を寄せる(AITフェイスブックより)

 『双城故事』は、2011年にヒットした映画『鶏排英雄(ナイトマーケット・ヒーロー)』でメガホンを取った葉天倫監督がネットフリックスのオリジナル作品として制作したドラマで、女優の陳怡蓉(タミー・チェン、39)さんと曽珮瑜(ペギー・ツァン、40)さんなどが主演を務める。

 あらすじは台北市の下町、大稲埕。外国へ行ったことのない台湾人女性医師とサンフランシスコで生まれ育った台湾系女性エンジニアがひょんなことから住居を交換することになり、それぞれが予期しない困難や出会い、文化の違いなどの直面するというもの。

 葉監督は放映開始に当たり、「台湾の作品を世界中で見てもらえてうれしい」とコメント。フランスのインターネットメディアが陳怡蓉さんの特集記事を掲載し、その演技を高く評価したり、フィリピンの視聴者から「ファンになった」とのコメントが寄せられるなど、早くも既に作品に反響があることについて葉監督は「各国の視聴者で熱い議論が展開され、台湾の素晴らしい俳優に注意が向けられるほどの作品となったことはとても励みになる」と語る。

 今回の作品は、サンフランシスコで約1カ月の撮影を行い、その間、AITや現地当局から手厚い協力を受けたそうで、葉監督は「この経験を台湾の業界関係者に伝え、さらに多くの国際的な協力作品が生まれることを願う」と語った。

 なおAITは8月28日、フェイスブックに『双城故事』の放映開始を祝う記事を投稿しており、「『クレイジー・リッチ!』(今年米国で公開され、主要キャストにアジア系俳優のみを起用して高い評価を受けたコメディー映画)に続き、アジア系米国人の生活を描いた作品を見られることは喜ばしい」とのコメントを寄せた。