ニュース その他製造 作成日:2018年9月6日_記事番号:T00079124
ガラス最大手、台湾玻璃工業(台湾ガラス、台玻)を中核とする台玻集団の林伯豊総裁は5日、台湾がアフリカで唯一正式な外交関係を持つエスワティニ(旧スワジランド)に、投資総額1億米ドルで板ガラス工場の設置を検討していることを明らかにした。6日付工商時報が報じた。
台玻集団は5,000万米ドルを出資し、残りの5,000万米ドルはアフリカに進出した台湾企業(台商)3社が負担する予定。今年末から来年初めにかけて現地を視察し、投資を決定した場合、台玻集団は最大出資者として工場を建設し、技術を提供する。
中国はアフリカ制覇に向け、エスワティニの取り込みを強化しているが、林総裁は、投資計画はあくまでも経営判断によるもので、台湾の外交とは関係がないと強調した。同国は人口わずか120万人、基礎インフラ不足といった課題を抱えるが、市場規模が大きい隣国、南アフリカ共和国、モザンビーク共和国と関税の相互免除措置を取っている。現地ではガラス瓶を全て輸入している状態で、市場の潜在成長力があるとみている。林総裁は「今後50年間、アフリカは重要な生産拠点となる可能性がある。華人排斥の問題も存在しない」と語った。
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