ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

高鉄の保守用車両、CSCと製造委託契約


ニュース 運輸 作成日:2018年9月6日_記事番号:T00079126

高鉄の保守用車両、CSCと製造委託契約

 台湾高速鉄路(高鉄)は5日、中国鋼鉄(CSC)に架線の保守用車両の製造を委託する契約を締結した。多くの機能を備えた保守用車両8両と延線車4台の編成で、CSCは5年半以内に納入する予定だ。発注額は12億3,200万台湾元(約44億6,000万円)。6日付経済日報が報じた。

/date/2018/09/06/13thsr_2.jpg高鉄の江耀宗董事長(左)とCSCの翁朝棟董事長(右)が契約を交わした(CSCリリースより)

 高鉄の江耀宗董事長は、早ければ2021年から架線の保守に使用すると説明した。

 江董事長によれば、保守用車両に使用する部品の台湾域内生産率は約60%に達する見通しだ。高鉄の保守用車両はこれまで日本やドイツから調達してきたが、CSCに製造を委託することで台湾生産化が進み、コスト削減とより迅速な保守対応が可能となる。

 台湾政府は鉄道建設を含む大型インフラ整備計画「前瞻基礎建設計画」を推進しており、高鉄、台湾鉄路(台鉄)、台北都市交通システム(MRT)は今後10年で計498億元の部品、保守サービスを調達する見通しだ。