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8月の住宅景気指数、鬼月で「後退」に転落【図】


ニュース 建設 作成日:2018年9月7日_記事番号:T00079148

8月の住宅景気指数、鬼月で「後退」に転落【図】

 住宅専門誌「住展雑誌」が6日発表した、新築住宅市況を表す指数「住展風向球」は、前月比1.3ポイント下落の30.9ポイントとなり、景気信号は過去5カ月続いた「黄青(後退注意)」から「青(谷底後退)」に変わった。住展の何世昌企研室経理は、8月は住宅取引が控えられる旧暦7月の「鬼月」(2018年は8月11日~9月9日)に当たったこと、および休日の天候不良が主因と分析。ただ市場全体の傾向に変化はないとの見方を示した。7日付工商時報が報じた。

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 「住展風向球」を構成する6項目のうち、8月は「前売り物件の販売」で指数が上昇した以外、他の5項目は全て指数が低下した。特に「物件見学者数」と「成約件数」は前月比約10ポイント低下し、過去1年半の最低を記録した。

 「完成済み物件の販売」は、「前売り物件の販売」に比べ鬼月の影響を強く受けるが、今年8月に発売された完成済み物件は約700戸と例年に比べやや増加した。開発業者の市場への信頼感が高まっていることが要因とみられる。