ニュース 商業・サービス 作成日:2018年9月7日_記事番号:T00079149
6日発生した北海道胆振(いぶり)東部地震による新千歳空港発着便の欠航、台風21号(アジア名・チェービー)の浸水被害による関西国際空港発着便の欠航で、少なくとも3,800人以上の台湾からの訪日ツアー客に影響が出ている。7日付中国時報などが報じた。
北海道の停電で、台湾人旅行者も不便を強いられた(YSN)
交通部観光局のまとめによると、北海道胆振東部地震の影響で台湾に戻るのが延期になったツアーは少なくとも29グループ、889人、キャンセルになったツアーは20グループ、753人に上る。
関西空港閉鎖で台湾に戻るのが延期、または他の空港への振り替えになったツアーは少なくとも25グループ、982人、キャンセルになったツアーは47グループ、1,194人だ。
大型機に切り替え
中華航空(チャイナエアライン)、長栄航空(エバー航空)は7日も台湾と札幌を結ぶ全便を欠航した。エバー航空は7日の台北(桃園)~函館便を大型機での運航に切り替えた。
大阪線については、中華航空、エバー航空、台湾虎航(タイガーエア台湾)が11日までの欠航を決めた。一方、中華航空は11日まで名古屋(中部)便と高松便を、エバー航空は東京(成田)便と福岡便を大型機に変更し、輸送能力を増強する。タイガーエア台湾は、7日と11日に名古屋便、8日、9日、11日に岡山便を増便する。
台湾観光に打撃も
台湾の観光への影響について、台湾観光発展協会の柯牧洲副理事長は、新千歳空港からの訪台は1カ月1万3,000人で全体の10%に満たないが、もし関西空港の閉鎖が1カ月続けば、9月の訪台日本人旅行者は19.6%減少すると懸念を示した。
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