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作成日:2008年6月5日_記事番号:T00007915
世界環境デー、台湾全土で消灯運動
6月5日は世界環境デー。これに合わせ、経済部エネルギー局は4日、「省エネと二酸化炭素排出削減は照明から」をスローガンに掲げ、台湾全土で照明の交換、消灯の推進を呼び掛けた。5日付聯合晩報が伝えた。
同局は特に電力消費量が大きい白熱電球を照明に使っている家庭や事業所が多いため、これを省エネ電灯、セラミック発光管、発光ダイオード(LED)などに交換することを勧めている。また、誰もいない部屋や階段、廊下などの照明をつけっ放しにしないように呼び掛けている。
同局は市民が運動に呼応すれば42億キロワット時(kWh)の電力消費を節約でき、二酸化炭素排出量を267万トン削減する効果があると試算している。
一方、同局は白熱電球、除湿機、冷蔵庫、エアコンなど電気製品11品目について、エネルギー効率基準を引き上げ、早ければ来年から実施する方針を固めた。基準を満たさない商品は販売が認められない。
このうち、白熱電球に関してはエネルギー効率基準が年内にも制定され、2012年以降は基準を満たさない白熱電球の生産を中止する。白熱電灯から省エネ電灯やLEDへの買い替え需要は20億~30億台湾元(約69億~104億円)規模に上るとみられる。