ニュース 電子 作成日:2018年9月10日_記事番号:T00079165
受動部品最大手の国巨(ヤゲオ)は7日、積層セラミックコンデンサー(MLCC)は第4四半期も依然として値上げの余地があるとの見方を示した。8日付経済日報が報じた。
MLCC価格の見通しについては一部証券会社から、各メーカーの増産により価格は下落に向かうとの見方が出ている。しかしヤゲオは、日本の大手が高容量MLCCおよび車載用MLCC生産を徐々に縮小しており、こうした製品は同業他社の全てに供給能力があるわけではないと指摘。同社では今後2年以内に月産約200億個の生産能力増強を進める計画だが、それでも日本メーカー生産縮小による不足を補うことはできないと強調した。
なおヤゲオは最近、多くの顧客と10月1日に発効する2年間の長期契約を相次いで結んでおり、同様の契約が今後、同社売上高の7割を占める見通しだ。同契約では、市場の相場に合わせ、半年ごとに契約価格を見直すことになるという。
またヤゲオでは例年、年末に向かうにつれ業績が下向く傾向にあったが、今年は製品価格の上昇、生産能力増強などにより、第4四半期も前期比成長が予測されている。
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