ニュース 機械 作成日:2018年9月10日_記事番号:T00079175
台中市精密機械科技創新園区(精機園区、南屯区)で7日、「スマート製造試験エリア」と「世界スマートマシン発展センター」の開設式典が開催された。同地には既に独シーメンス、仏ダッソー、米ロックウェル・オートメーション、マイクロソフト(MS)、日本の三菱電機など大手メーカーが進出しており、台中市に形成された機械産業クラスターとの相乗効果により、スマート機械市場における台湾の地位確保を目指す。8日付工商時報が報じた。
開設式典のもよう。蔡総統(左5)は、スマート機械のイノベーションを推進して、国際サプライチェーンの中で代替不可能な地位を勝ち取ろうと呼び掛けた(7日=中央社)
工業技術研究院(工研院、ITRI)が4億台湾元(約14億4,000万円)を投じて開設した台湾初のスマート製造試験エリアでは、製品の特性に応じて柔軟に生産ラインや製造工程を調整し、カスタマイズ製品のスムーズな出荷が可能になる。自転車、航空宇宙関連、自動車・バイク、工作機械部品などの製造に適用可能だ。
開設式典に出席した蔡英文総統は、機械産業の生産額は昨年1兆1,000億元を突破し、台湾で3つ目の「1兆元産業」となったほか、世界4位の工作機械輸出国にも成長したが、これは蔡政権が推進するスマートマシン産業イノベーション推進プランの初歩的な成果だと強調。今後は台中市を産業と技術で世界をリードする「世界的なスマートマシンの都」に成長させたいとの考えを示した。
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