ニュース 食品 作成日:2018年9月10日_記事番号:T00079178
米国の医薬品・栄養食品メーカー、アボットが台湾で販売している栄養補助食品に品質劣化の苦情が相次ぎ、台北市政府衛生局の調べで、苦情記録の隠ぺいが明らかになった。市衛生局と衛生福利部(衛福部)は8日までに、6種類の商品を9日夕方までに店頭から撤去するよう命じた。中央社電などが伝えた。
6種類の商品に対するサンプル検査の結果は1週間後にまとまる予定で、変質が確認された場合には、罰金処分が下される見通しだ(10日=中央社)
アボットは市衛生局の調査に対し、当初は1~8月の苦情は6件だけだったと説明していたが、衛生局が追加資料を要求していたところ、6種類の商品で629件の苦情があったことが判明した。当局は安全性が証明できないことを理由に、予防的措置として撤去を命じた。9日夕方までに台湾全土で約264万5,000缶が撤去された。
うち「亜培安素(エンシュア)オリジナル味」は流動食用などとして、販売量が最も多かった。市衛生局によると、6種類の商品は年初来172万缶が輸入されていた。アボット側は「苦情内容を本社に報告し、本社が安全性に関わる事件ではないと判断したため、衛生局に報告しなかった」と説明している。
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