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公務員と軍人、賃上げを検討


ニュース その他分野 作成日:2008年6月5日_記事番号:T00007918

公務員と軍人、賃上げを検討

 
 行政院人事行政局の陳清秀局長は4日、民間の賃上げを促進し、域内消費を刺激するため、公務員・教員・軍人の給与を来年から引き上げる方向で検討していく方針を明らかにした。行政院主計処も賃上げ方針が決まれば、予算措置を取るとしており、来年の賃上げ可能性が高まった。5日付経済日報が伝えた。

 陳局長は「公務員給与を来年引き上げるかどうかは、軍公教審議委員会による慎重な検討を経て、行政院に勧告を行い、政策的に決定することになる」と説明した。

 軍公教審議委員会は7~8月に開かれ、決定内容は8月に立法院に提出される2009年予算案に反映される。行政院主計処は6月から中央政府予算案の編成作業に入るため、その過程で方針が次第に明らかになると予想される。公務員ベアが実施されれば05年以来となる。賃上げ率を1%とした場合、66億台湾元(約228億円)の歳出増となる。ただ、公務員ベアは民間企業に対する賃上げ圧力となるため、財界からは早くも反対意見が出始めている。