ニュース 石油・化学 作成日:2018年9月11日_記事番号:T00079202
老舗の大手化学品メーカー、李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)は10日、臨時株主総会を開き、米企業ファンド、コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)への身売りを承認した。LCYケミカルは早ければ年内にも上場廃止となる。11日付工商時報が伝えた。
LCYケミカルの洪董事長(右)と劉文龍総経理(左)。臨時株主総会で経営転換の決定を見届けた(10日=中央社)
株主総会にはKKRへの身売り議案と上場廃止議案が出席者の議決権比率のうち95.4%の賛成で承認された。洪再興董事長は「KKRによる買収後も台湾を拠点とし、追加投資を行う。中国でのA株上場計画もない」と述べ、5年以内に台湾で株式の再上場を目指す考えを示した。
LCYケミカルは、同社の流通株全てをKKRに総額453億6,900万台湾元(約1,640億円)で売却すると発表した。
LCYケミカルの大株主、李謀偉氏一族はKKRの子会社カールトンの増資をKKRと共同で引き受け、45%を出資する。出資額はKKRが3億6,000万米ドル、李氏が2億9,000万米ドルの計6億5,000万米ドルとなる。その上で、カールトンは台湾に設立した投資会社「楷栄」を通じ、LCYケミカルの買収を進める。
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