ニュース 食品 作成日:2018年9月11日_記事番号:T00079203
北海油脂(台南市)が飼料用油脂を食用ラードに混入させていたとして、経営者らが起訴された事件で、二審の台湾高等法院台南分院は証人による証言の信ぴょう性が低いなどとして、経営者夫婦の呂青協、呂黄麗華両被告に逆転無罪を言い渡した。11日付自由時報が伝えた。
両被告は一審でそれぞれ懲役4年6月、4年の判決を受けていた。検察側は判決文を受け取った上で、上告するかどうか判断する構えだ。
二審判決は、検察が一審で製造過程や油脂の種類などについて、十分な知識を持たない経験不足の従業員の証言に頼った証拠を採用しており、証言の信ぴょう性が疑われるとしたほか、数量チェックの結果、北海油脂が輸入した飼料用油脂や牛脂で食用ラードを生産していなかったことが判明したと指摘した。
判決はまた、被告が原料として購入した「皮砕油(豚皮の加工過程で削ぎ取られた皮下脂肪)」は健康な豚から採取されたもので、問題はないとした。
民事で集団訴訟を起こしている台湾消費者保護協会の徐邦瀚副秘書長は「判決は尊重するが、不合理なもので受け入れられない」とコメントした。
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