ニュース 商業・サービス 作成日:2018年9月11日_記事番号:T00079205
円山大飯店(グランドホテル)は10日、張学舜董事長が退任し、交通部の王国材政務次長が董事長代理に就任する式典を行った。王董事長代理は▽台北館と高雄館の交通アクセス改善▽新たなマーケティングによるイメージ刷新▽ロシア人観光客の開拓強化──などに取り組むと表明した。11日付自由時報が報じた。
王新董事長は、ロシア人観光客の誘致に向けて、蒋経国元総統の妻でロシア出身の蒋方良(ロシア名・ファイナ・イパーチエヴナ・ヴァフレヴァ、1916~2004年)さんをアピールする考えを示した(10日=中央社)
交通アクセスの改善では、台北MRT(都市交通システム)円山駅に台北館へのシャトルバスの案内表示板を設置する他、高雄館と高雄MRT衛武営駅を結ぶ電動シャトルバスの運行の実現可能性を高雄市政府と協議する。
マーケティングでは人工知能(AI)、ビッグデータ技術を利用して観光客の好みを把握し、外国人観光客や若者の利用拡大につなげる。
王董事長代理は、ロシアは1億4,000万人以上の人口を抱え、毎年4,000万人が海外を旅行しているが、台湾を訪れる人は1万人未満で、大きな需要が見込めると指摘。今年はロシアの旅行業者4団体が視察に来ると明かした。
張前董事長は2016年に董事長に就任後、日本、韓国、英国人による観光利用拡大などに取り組み、円山大飯店の黒字化に成功。昨年の売上高は12億8,000万台湾元(約46億2,000万円)で、過去15年で最高だった。
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