ニュース 電子 作成日:2018年9月13日_記事番号:T00079250
中台共通の工業規格制定を推進する華聚産業共同標準推動基金会(華聚基金会)の林坤銘執行長は、移動通信の標準化団体、3GPP(サード・ジェネレーション・パートナーシップ・プロジェクト)が第5世代移動通信(5G)で中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の極コード(polar code)を採用した背景には、中台双方の企業による緊密な連携があったと指摘した。13日付経済日報が伝えた。
林執行長は、華為が今後、台湾の聯発科技(メディアテック)、宏碁(エイサー)などとの提携で、5G関連の商機を先取りしていくとの見方を示した。
極コードは5Gの「誤り訂正符号」の一種で、米クアルコムが主導する低密度パリティ検査符号(LDPCコード)と競合が見込まれている。
3GPPがファーウェイの極コードを採用した背景には、メディアテックの貢献があった。林執行長は「メディアテックは商用チップ、端末技術に裏付けを得るため、3GPPを説得した。ファーウェイの規格が採用される上で最大の功労者だった」と指摘した。
林執行長は「中台の5G分野での協力は、台湾メーカーがチップ、モジュール、システムで中国市場に参入することを後押しし、最終的には中台の5G産業のウィンウィンを共同で目指すことにつながる」との認識を示した。
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