ニュース 政治 作成日:2018年9月13日_記事番号:T00079265
欧州議会は12日、中国が独裁体制を強化し、中台関係に緊張をもたらしていると批判する報告書「欧州連合(EU)と中国の関係」を、賛成530票、反対53票、棄権55票の圧倒的多数で採択した。EUと加盟国に対し、中国による台湾への軍事的挑発を阻止することを呼び掛けた。中央社が同日報じた。
中国への批判のトーンを高めた同報告書は、オランダのベルダー議員が中心になってまとめた(12日=中央社)
報告書は中台関係について、EUは引き続き「一つの中国政策」を順守するとしつつも、中国は独裁体制とナショナリズムを強める一方、台湾が多党制の民主主義体制であることが台湾海峡に緊張をもたらしていると指摘。中国は台湾海峡の争議を、国際法を基礎として平和的に解決すべきとして、双方による対話再開を支持する立場を示した。
報告書はまた、台湾の世界保健機関(WHO)や国際民間航空機関(ICAO)への意義ある参加を支持することを改めて表明した。
同報告書に法的拘束力はないが、EUの今後の対中関係の重要な指針となる。台湾の駐EU兼ベルギー代表処の曽厚仁代表は「中国は今年、台湾への圧力を高めており、EUは今回、以前よりも強い表現で台湾への支持を表明した。非常に元気付けられる」と語った。
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