ニュース 電子 作成日:2018年9月14日_記事番号:T00079271
13日未明に起きた台湾北部の停電の影響で、台湾積体電路製造(TSMC)傘下のファウンドリー、世界先進積体電路(VIS)は桃園市蘆竹区の第3工場の生産ラインが停止した。現在復旧に取り組んでいるものの、通常通り稼働できるのは第4四半期になるとみられる。同社は出荷遅延とコスト増によって、第3四半期の目標売上高を3億台湾元(約11億円)下方修正して73億~77億元に、粗利益率の予測値も1ポイント下方修正して35~37%にすると表明した。14日付工商時報が報じた。
証券会社は、VISが停電被害に見舞われたことに対し、8インチウエハーで生産する液晶パネルドライバICやパワーマネジメント(電源管理)ICの供給がさらにひっ迫するとの懸念を示した。ただ、VISはTSMCの支援を得られることもあり、運営に甚大な影響は出ないとみている。
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のIC基板メーカー、南亜電路板(NYPCB)も停電に見舞われた。しかし、未明で稼働させていた生産ラインが少なかったことから、ほぼ被害はないと説明した。
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