ニュース 商業・サービス 作成日:2018年9月14日_記事番号:T00079287
台湾本島最南端のリゾート地、墾丁(屏東県)は、中台関係の悪化により中国人観光客が減ったことや、軍人・公務員・教員(軍公教)の年金改革、台湾南部を襲った豪雨の影響で夏休みシーズンの7~8月も観光需要が盛り上がらなかった。こうした中、同地のチョコレート農場「阿信巧克力農場」では新たな取り組みが実を結び、7~8月の売上高が700万台湾元(約2,550万円)以上に倍増し、過去最高を記録した。14日付工商時報が報じた。
阿信巧克力農場は今年、熱帯地域の先住民によるカカオ収穫祭を模したショーや、チョコレートの手作り教室を開催したり、恒春半島で繁殖に成功した台湾梅花鹿(タイワンジカ)と園内で間近に触れ合えるようにするなどして観光客の誘致に成功している。
ある業者は、墾丁を訪れる観光客は台湾人や外国からの個人旅行者が中心になってきており、地元の業者は価格を引き下げたり、付加価値を高めてコストパフォーマンスを大幅に改善していると指摘。夏休みシーズンにホテルは軒並み宿泊費を20~30%引き下げ、一部の民宿は5割引き下げた。
なお不動産仲介業者、全国不動産の邱益主・屏東加盟店長によると、2016~17年は墾丁商圏の店舗物件の成約額が屏東県で最高だったが、今年は屏東市勝利路の商圏にある物件の成約額が最高だという。
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