ニュース 電子 作成日:2018年9月17日_記事番号:T00079298
15日付経済日報が中国メディア「芯榜」の報道を基に伝えたところによると、ファウンドリー世界3位で台湾の聯華電子(UMC)が、2位の米グローバルファウンドリーズ(GF)を買収するとの観測が出ている。メディアの取材に対しUMCは14日、「市場のうわさにはコメントしない。買収を進める場合は規定に基づいて発表を行う」と回答した。
芯榜によると、GF株の90%以上を保有するアラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国の政府系投資会社、アドバンスト・テクノロジー・インベストメント(ATIC)が株式の売却先を模索しており、中国の国家集成電路産業投資基金(大基金)、紫光集団(チンホア・ユニグループ)、中芯国際集成電路製造(SMIC)なども興味を示しているとされる。ただ、GFの買収は米国政府の意向に左右されるため、実現は難しいとみられる。
一方、UMCは長期にわたり中国資本と良好な関係を築いており、子会社、和艦科技(HJTC、江蘇省蘇州市)のA株上場が実現すれば、中国における資金調達の可能性が広がる。UMCによる買収であれば、中国資本を後ろ盾とした上で、米国の疑念を打ち消すこともでき、三者とも利を得られるとみられると芯榜は指摘している。
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