ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

富邦人寿、現代ライフの経営権取得


ニュース 金融 作成日:2018年9月17日_記事番号:T00079313

富邦人寿、現代ライフの経営権取得

 富邦金融控股は14日、子会社の生命保険大手、富邦人寿保険による、韓国現代自動車(ヒュンダイ・モーター)グループ系の現代ライフ生命保険に対する出資比率62%への引き上げが9月中旬に完了したと発表した。台湾企業による韓国生保の経営権取得は初めてだ。現代ライフは「富邦現代生命保険」へと社名を変更した。15日付工商時報などが伝えた。

 富邦現代生保の李宰源(イ・ジェウォン)社長は、台北富邦銀行による保険販売の経験や商品、投資の専門性を導入し、強みを持つ退職金運用と電話営業に注力する考えを示した。退職金運用業務は成長が見込め、現代グループの豊富な経営資源を活用して拡大を進める考えだ。

 富邦人寿は2015年12月に現代ライフの株式48%を取得、現代自グループに次ぐ2位株主となっていた。現代自グループは引き続き、富邦現代生保の株式約40%を保有する。

 現代ライフの上半期純利益は約15億台湾元(約55億円)で、黒字転換した。富邦人寿に対する利益貢献は4億3,400万元で、同社の海外投資事業としては最大だった。