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新iPhoneのBBチップ、TSMCの受注可能性浮上


ニュース 電子 作成日:2018年9月18日_記事番号:T00079324

新iPhoneのBBチップ、TSMCの受注可能性浮上

 中国のハイテク情報サイト「超能網(Expreview)」などの報道によると、アップルが米国時間12日に発表したスマートフォン「iPhone」新3機種は全てインテルのベースバンド(BB)チップ「XM7560 LTE」を搭載するもようだ。インテルは自社の14ナノメートル製造プロセスで同チップを生産するとみられるが、iPhone新3機種向けの需要拡大で同プロセスの生産能力不足がさらに深刻化する見通しで、台湾積体電路製造(TSMC)に生産を委託する可能性がある。18日付自由時報が報じた。

 インテルのベースバンドチップは従来、TSMCが28ナノプロセスで受託生産していた。

 アナリストの予測によると、iPhone新3機種の年内の出荷台数は8,000万~9,000万台に達する見通しだ。

 なお、iPhone新3機種が搭載する最新「A12」プロセッサーはTSMCが独占供給しているとされる。業界関係者によると、TSMCの龍潭工場(桃園市)で「A12」の統合ファンアウト型ウエハーレベルパッケージ(InFO-WLP)を手掛けており、設備稼働率が年初の50%未満から現在80%以上に高まっており、下半期の業績に貢献する見込みだ。同工場の月産能力は約10万枚。