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遠雄建設、中国か香港で上場検討


ニュース 建設 作成日:2008年6月5日_記事番号:T00007933

遠雄建設、中国か香港で上場検討

 
 建設大手の遠雄建設は4日、年内に中国法人の遠中房屋の社名を「遠雄建設」に統一し、2年以内に中国か香港で上場を目指す方針を明らかにした。中国法人は増資実施により、資本金が台湾の遠雄建設本体に並ぶ70億台湾元(約242億円)規模になる見通しだ。5日付経済日報が伝えた。

 遠雄建設は今年の売上高が1,500億元を超えると予想しており、今後は海外市場の開拓で、5年後には海外事業の売り上げ貢献を50%まで引き上げたい考えだ。その第一歩として、中国では「遠雄建設」へとブランド統一を図る。

 趙藤雄董事長は「現在は法規制により遠中房屋への投資は全て個人資金によるものだ。遠雄建設は制限範囲内の1,500万米ドルしか投資できない。今後は中国住宅市場の需要に期待し、中国での建設事業を積極的に伸ばしたい」と述べ、外資による出資受け入れも視野に入れていることを明らかにした。

 中国では現在の北京、上海のほか、青島、天津、南京などにも拠点を拡大したい考えだ。