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裕隆の三義第2工場、第2段階環境影響評価を通過


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2018年9月18日_記事番号:T00079331

裕隆の三義第2工場、第2段階環境影響評価を通過

 自動車大手、裕隆汽車製造(ユーロン・モーター)が苗栗県三義郷に計画している三義第2工場の建設計画が17日、第2段階の環境影響評価を通過した。7年越しの計画が大きな関門をクリアした格好で、今後は環境影響評価委員会大会(環評大会)での審査が行われる。18日付工商時報が伝えた。

 裕隆汽車は未開発の私有地約200ヘクタールのうち、35ヘクタールのみを開発する。同社は「環境保護規格を上回る環境保護生態工程によって、開発レベルを最低にとどめる」と説明した。同社は私有地の39%を緑地として保護し、うち火炎山生態園区に隣接する原生林17ヘクタールを永久に保全することなどを約束した。

 裕隆汽車の三義工場は現存する工場と未開発部分を合わせて約270ヘクタールあるが、利用されているのは87ヘクタールだけで、残りは開発されないままとなっていた。第2工場計画では、開発面積が当初の78ヘクタールから35ヘクタール(うち12.4ヘクタールは既存工場の範囲内)へと大幅に削減された。環境影響評価は、周辺でタイワンヤマネコの生息が確認されたことなどから難航していた。