ニュース 医薬 作成日:2018年9月18日_記事番号:T00079335
ワクチン製造の国光生物科技(アディミューン)は、中国向けの季節性インフルエンザワクチンが全て中国当局の検査に合格しており、近く各省市で販売を開始する見通しだ。18日付工商時報が報じた。
国光生技の詹董事長(右2)。中国のワクチントラブルによって商機拡大が期待できそうだ(17日=中央社)
国光生技の詹啓賢董事長は、今年は中国でワクチン業者による製造記録の偽造や品質基準に満たない製品の出荷などの不正が相次いで発覚したため、同社のワクチンは中国や海外大手のメーカーと同時期に検査に合格しており、製品の販売に有利だと説明した。同社のワクチンはこれまで、中国や海外大手のメーカーより1~2カ月遅れて検査に合格していた。
詹董事長はさらに、中国のワクチン不正騒動で当局がワクチン業界に対する全面検査に入り、ワクチン供給に空白が生じたことを受け、多くの中国業者から輸出量の拡大を依頼されたが、ワクチンは年度計画に沿って製造しているため、製造量を急には増やせないと説明。ただ需要増に対応するため、来年の製造量は今年より拡大する計画だと表明した。
国光生技は4価インフルエンザワクチンの第3相臨床試験の申請を行っており、来年初めから実施する予定だ。既に中国など多くの海外メーカーから代理販売の打診を受けている。
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