ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

民営発電所入札、アジアセメント系が落札【表】


ニュース 公益 作成日:2018年9月18日_記事番号:T00079340

民営発電所入札、アジアセメント系が落札【表】

 台湾電力(台電、TPC)が電業法改正後初めて実施した民営発電所との契約入札で、亜洲水泥(アジアセメント、亜泥)傘下の嘉恵電力が運営する嘉恵発電所(嘉義県民雄郷)が落札業者に決まったことを受け、同発電所は出力50万キロワット(kW)の天然ガス火力発電設備を増設する。年間で17億5,000万キロワット時(kWh)の発電を行い、40万戸に電力を供給する。売電収入は100億台湾元(約364億円)を超える見通しだ。18日付経済日報が伝えた。

/date/2018/09/18/power_2.jpg

 TPCはさらに別途実施する民営発電所との契約入札で、天然ガス火力発電による出力50万kWの電力源を確保する構えだ。第1回入札は入札業者が3社に満たなかったため、不調に終わり、現在は第2回入札手続きに入っている。

 電業法改正による電気事業自由化では、再生可能エネルギーを優先する原則が存在するが、脱原子力発電政策で電力不足が懸念される中、実際はTPCが実施する入札も火力発電に依存せざるを得なくなっている。入札対象の天然ガス火力発電設備は、2020年から21年にかけて稼働を開始する予定だ。