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中科二林園区、12社が工場に着工


ニュース その他分野 作成日:2018年9月18日_記事番号:T00079341

中科二林園区、12社が工場に着工

 中部科学工業園区(中科)第4期二林園区(彰化県二林鎮)で17日、進出企業12社合同による工場の着工式典が行われた。出席した頼清徳行政院長は、12社の二林園区における投資額は合計600億台湾元(約2,180億円)に達し、将来的な年間生産額は575億元に上るとの見通しを示した。18日付工商時報が報じた。

/date/2018/09/18/16erlin_2.jpg工事の順調な進展を願い頼行政院長(中)。中科二林園区には今後数年間で1,000億元の投資を見込む(17日=中央社)

 今回、二林園区で工場に着工したのは、▽自動車部品大手の和大工業(HOTA)▽工作機械大手の高峰工業(kafo)▽精密機械の和勤精機(CFTC)▽金属精密部品加工の時碩工業▽上銀科技(ハイウィン・テクノロジーズ)傘下の太陽電池モジュールメーカー、上銀光電(エターブライト・ソーラー)──など。

 頼行政院長はまた、米中貿易戦争が激化する中、多くの台商(海外で事業展開する台湾系企業)が台湾へのUターン投資を希望しているが、土地や水、電力の供給に懸念を抱えていると指摘。その上で、二林園区の着工で政府は経済政策における強い意志を示したと強調し、特に中国の台商によるUターン投資を支援していくと語った。

 二林園区では今後も、スマート製造、バイオテクノロジー、精密機械といった先進技術に関連する企業の誘致を進める方針だ。