ニュース 社会 作成日:2018年9月18日_記事番号:T00079345
台北市政府は17日、同市工務局大地工程処が整備した135本の登山道を利用して市内の山々を歩ける全長92キロメートルの「台北大縦走ルート」を1年内に走破した者に、特製スポーツタオルをプレゼントするイベントを始動させた。
「台北大縦走」の発表イベントでは、柯文哲市長(右)と市のマスコットの熊讃ブラボーが、VRを使って山の歩道からの台北市の眺めを体験した(17日=中央社)
盆地を形成する台北市は、大屯山系、七星山系、五指山系、南港山系、二格山系の5大山系に周囲を囲まれており、数多くの登山道が整備されている。大地工程処では昨年より、これら登山道を整理し、市を囲む山々を縦走できるルート設定に取り組み、今年初めに完了。その後、同ルート状で案内板や簡易トイレ、水飲み場、AED(自動体外式除細動器)の設置を進めてきた。
同ルートは全長69キロメートルの「北ルート」と同23キロの「南ルート」に分かれる。「北ルート」は都市交通システム(MRT)関渡駅(北投区)から貴子坑キャンプ場、大屯南峰、小油坑、擎天崗、風櫃嘴、白石湖山、碧山キャンプ場などを経由し、そこからMRT大湖公園駅ヘ向かうコースと剣潭駅ヘ向かうコースが設定されている。
一方、「南ルート」は中華科技大学(南港区)内の登山口から九五峯、妙高台、指南風景区、忠正嶺安禄宮、万寿橋、指南宮歩道、茶香環状歩道を通るコースだ。
なお南北縦走ルートを走破するには7~8日を要するとされるが、途中にはキャンプ場が2カ所しかなく、宿泊地点が少な過ぎるとの声もあるため、大地工程処では一部の分岐点などに2張程度のテントが設営可能な拠点を整備する計画だ。
今回、スタートした南北縦走ルートの走破イベントは、来年9月16日までの1年間に同ルートを巡り、途中12カ所に設置された「台、北、東、西、南、北、大、縦、走、壮、遊、趣」の各文字が刻まれた柱と一緒に撮影した画像を全て集めるというもの。走破すれば計3万8,000キロカロリーが消費されるそうで、運動不足が気になる方は挑戦してみてはいかがだろう。
なお台北市政府中庭では今月20日までイベントに関する展示が行われており、バーチャルリアリティー(VR)システムを通じて縦走ルート上の人気展望スポットからの見事な景色を体感できるサービスを無料で提供している。
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