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ビジオ、大手メーカーが特許侵害で共同提訴


ニュース 家電 作成日:2008年6月5日_記事番号:T00007935

ビジオ、大手メーカーが特許侵害で共同提訴


 蘭フィリップス、松下電器、ソニー、サムスンの大手各ブランドは2日、瑞軒科技(アムトラン・テクノロジー)が23%の株式を保有する米国の新興テレビメーカー、ビジオ(VIZIO)が、DVDおよびハイビジョンテレビに使われる映像データ圧縮技術「MPEG-2」の特許を侵害しているとして米国の地方裁判所に共同で提訴した。ビジオは、現在のところ取材に応じていない。5日付経済日報が報じた。

 液晶およびプラズマテレビ向けパネルなど自前の工場を持つビジオは、企業規模ではソニーやサムスンに遠く及ばないものの、アイサプライ(iSuppli)の統計によると、北米市場における同社のシェアは昨年第4四半期はサムスンの14.2%、ソニーの12.5%に次いで3位に躍進した。また同社の売上高は、2005年1億4,000万米ドル、06年7億米ドル、07年20億米ドルと大幅な成長を続けている。

 経済日報は、ビジオは主にブランド管理と販売を担当し、液晶テレビ生産を主に瑞軒、液晶テレビチップは聯発科技(メディアテック)に委託しており、今回の訴訟の結果が台湾メーカーに与える影響は大きいと伝えている。