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半導体ウエハー価格、来年上半期7~9%値上げへ


ニュース 電子 作成日:2018年9月20日_記事番号:T00079377

半導体ウエハー価格、来年上半期7~9%値上げへ

 半導体用シリコンウエハーメーカーの環球晶円(グローバルウェーハズ、GWC)、合晶科技(ウエハーワークス)などは、来年上半期の契約価格について半導体メーカー大手と交渉を進めており、今年下半期より7~9%引き上げるもようだ。12インチ製品は108~112米ドルまで上昇する見通しだ。20日付工商時報が報じた。

 業界関係者は、半導体用シリコンウエハーの生産能力は2020年下半期まで新たに加わらない見通しのため、来年も供給不足が続くと指摘。来年下半期の契約価格も5~7%上昇し、通年の値上げ幅は約15%に達すると予想した。

 半導体用シリコンウエハーは今年から供給不足が続いており、ファウンドリー、メモリー大手向けの12インチ製品の上半期契約価格は95米ドルに上昇。下半期も6~8%値上げし、契約価格は101~103米ドルと8年ぶりに100米ドルを上回った。

 なおトランプ米大統領が中国からの輸入品2,000億米ドル相当を対象に第3弾の制裁関税措置を24日に発動すると発表したことを受け、半導体用シリコンウエハーの需要が減少すると懸念されているが、GWCの徐秀蘭董事長は19日、現在も供給不足となっており、同社の受注状況に変化は全くないと強調した。