ニュース 家電 作成日:2018年9月20日_記事番号:T00079383
市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーの19日発表によると、鴻海科技集団(フォックスコン)が受託生産するテレビの2018年出荷台数予測は1,650万台と前年比3%増え、冠捷科技(TPVテクノロジー)を上回り、首位に浮上する見通しだ。鴻海傘下のシャープ、米ビジオ(VIZIO)およびソニーのテレビの受託生産が貢献する見込みだ。20日付工商時報が報じた。
ウィッツビューによると、鴻海傘下のシャープは、上半期のパネル価格急落、中国・小米集団(シャオミ)ブランドのテレビの攻勢を受け、今年通年の出荷台数は大幅に伸びないものの、小幅成長が可能だ。ビジオは、鴻海グループが今年6月に追加出資し、2位株主(出資比率約13~14%)に浮上したことで、受注が安定している。
一方、TPVの18年出荷予測は1,530万台で前年比9%減、2位に後退する見通しだ。顧客の中国ブランドの経営難で受注が減少していることや、主力顧客だったビジオの受注を奪われているためだ。
予測によると、3位は中国のTCL集団で1,040万台(前年比25%増)、4位は中国の北京京東方視訊科技(BOEVT)で950万台(9%増)。
ウィッツビューの楊晴翔研究経理は、テレビ受託生産の上位メーカーは、グループ内からパネルを調達できるため、オファー価格を柔軟に設定でき、パネル供給逼迫(ひっぱく)時にも受注しやすいと分析した。
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