ニュース 医薬 作成日:2018年9月20日_記事番号:T00079390
台湾大学医学工程研究所の林頌然教授が率いる研究チームはこのほど、「wnt(ウィント)」と呼ばれる特殊なタンパク質に毛根底部の特別な幹細胞を活性化する働きがあり、化学療法を受けるがん患者の脱毛を防ぐ効果があることを動物実験で確認したと発表した。単純な脱毛症にも応用が期待できるという。研究結果は学術誌「キャンサー・リサーチ」(電子版)に掲載された。20日付自由時報が伝えた。
林教授(左)は、脱毛患者に応用できれば、ビジネスチャンスは無限との期待感も語った(19日=中央社)
研究によると、幹細胞には12~36時間で7層の異なる細胞に分化し、損傷した毛根を再生させる働きがあるという。その上で、脱毛部にwntを注射する動物実験では、特別な幹細胞の活性化が加速されることが確認された。5日後には効果が表れ、副作用もなかったという。
林教授は「海外の企業と提携交渉を進めており、今後は臨床試験を行い、早ければ10年以内に実用化したい」と述べた。
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