ニュース 社会 作成日:2018年9月20日_記事番号:T00079396
中央山脈を単独で登山していた男性(51)が、救助に駆け付けた消防団員の元を無断で離れた後、救助を再度要請し、批判の声が上がっている問題で、男性は19日、南投県政府消防局を訪れ、謝罪した。しかし当時の状況については「覚えていない」と繰り返し、腹を立てた消防団員が、ののしりながら男性の帽子やマスクを剝ぎ取ろうとする一幕が繰り広げられた。20日付蘋果日報が報じた。
男性は今月12日、登山中に腰を痛めたとして妻に救助を要請するよう連絡。消防隊が捜索に向かい、14日に発見されたものの、男性はテントで野営中、何も告げずに姿を消した。その後17日に再度、救助を要請し、ヘリコプターで下山した。その際、外傷もなく元気な様子だったことから、台風22号(アジア名・マンクット)が迫る中、危険を冒して救助に当たった捜索隊の怒りを買った。
リソースの無駄遣いと批判が高まる中、男性の娘はフェイスブック(FB)で、「父は逃げていない。先に姿を消したのは消防団員だ」と投稿。このため、消防団員らは謝罪に訪れた男性に「自分から野営地を離れたのではないか」と詰め寄ったが、男性は「はっきり覚えていない」などと繰り返した。同伴した妻は「山の中で幻聴や幻覚に襲われた可能性がある」と説明した。
ヘリ救助、92万元請求
一方、今年2月、非開放ルートを登山し、ヘリで救助された登山客6人に対し、花蓮県政府消防局はこのほど、救援にかかった費用92万2,578台湾元(約340万円)を請求するとともに、非開放ルートへの侵入に対し1人当たり6,000元の罰金を科した。ヘリ救助の費用請求は初のケースだ。
花蓮県での2月の遭難では、6人は助かったものの、1人が死亡した(中央社)
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