ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

鴻海の高雄進出、5年で3千人の雇用創出


ニュース 電子 作成日:2008年6月5日_記事番号:T00007940

鴻海の高雄進出、5年で3千人の雇用創出

 
 鴻海集団の郭台銘董事長と尹啓銘経済部長は4日午前、高雄軟体(ソフトウエア)園区で蕭万長副総統らの立ち会いの下、同園区への「投資意向書」を交わした。郭董事長はその場で、「5年以内に高雄でソフトウエア・エンジニア3,000人の就業機会を創出する。第1段階として1年以内に520人を招聘(しょうへい)する予定だ」と語った。5日付工商時報などが報じた。

T000079401

 
 郭董事長は同園区で取り組むソフトウエア開発として、▽最先端センサー技術と無線インターネットを組み合わせた防犯・在宅介護ソフトウエア▽リナックスを核心とした応用プラットフォームの製作▽電子商取引運営プラットフォームおよび企業の情報サービス応用ソフトウエア▽無線通信デバイス組み込み型ソフトウエア──の4項目を挙げた。

 尹経済部長は、高雄はこれまで従来型産業と重工業が中心だったが、鴻海の進出でハイテク産業の水準が向上し、北部台湾にとっての新竹科学工業園区と同様の効果を南台湾のハイテク産業にもたらしてほしいと期待を表明した。

 鴻海にとってソフトウエアへの投資は高雄進出の第一歩で、将来的にはベトナムやインドで生産した米国向け製品の積替港を、現在のシンガポール・香港から高雄に切り替える計画があるという観測も出ている。