ニュース 食品 作成日:2018年9月21日_記事番号:T00079406
生保大手、台湾人寿保険の大株主、龍邦国際興業(ロンボン・インターナショナル)はこのほど、複数の子会社を通じ、飲料・食品油大手、泰山企業の株式6.25%を取得し、3位株主に浮上した。龍邦国際は企業の経営権争いに介入し、利益を得てきた経緯があるだけに、泰山企業の経営権争いでキャスティングボートを握る可能性も出てきた。21日付自由時報が伝えた。
これに先立ち、昨年には薬膳酒や栄養ドリンクなどで知られる大手、保力達(PAOLYTA)が関係会社を通じて泰山企業の株式23.57%を取得し、創業者家族に次ぐ2位株主に浮上。詹仁道名誉董事長を含む創業者ファミリーは、中国人造繊維(CMFC)の王貴・元総経理ら外部の支持勢力と共に株式を買い増し、経営権の防衛に躍起になっている。
こうした中、龍邦国際は年初来、5億8,600万台湾元(約21億5,000万円)を投じ、泰山企業の株式を買い増してきた。泰山企業の経営権争いは、龍邦国際という「第3勢力」の出現で先行きが不透明になってきた。
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