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作成日:2008年6月5日_記事番号:T00007942
NTTBPとNTT、高鉄のWiMAX実験に参加
NTTブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)は4日、同社とNTT、工業技術研究院(工研院)が台湾高速鉄路(高鉄)内で次世代高速無線通信規格、WiMAX(ワイマックス)のサービスソリューション実験を行うことで合意したと発表した。
具体的には、▽高鉄の乗客に無線LANアクセスを提供するためのエリア設計▽車両間の通信方法、列車上のネットワーク設計▽時速300キロで高速走行する高鉄と地上間のWiMAXによるエリア設計▽高速走行中の電波伝搬▽通信品質評価と通信品質向上方法の検討──などを行っていく。
既に合勤科技(ザイセル・コミュニケーションズ)の設備提供により、高鉄の車両間および車内のワイヤレスインターネット敷設の可能性分析や、列車の内部と外部の間の通信電波の減衰測定テストに着手している。将来的には新竹から桃園(郊外地形とトンネル地形)、および南部科学工業園区(平坦高速地域)の区間でシステムの検証実施を予定している。
NTTBPとNTTは2005年よりつくばエクスプレス(秋葉原~つくば)で無線LANによるインターネット接続サービスを提供しており、同技術のノウハウを今回の高鉄でのWiMAX通信実験にも応用する。